「クライミングを始めてみたいけど、専用のシューズって必要なの?」 「たくさん種類があって、どれを選べばいいかわからない…」
クライミングやボルダリングに興味を持ったあなたが、最初に直面する疑問かもしれません。クライミングシューズは、安全かつ快適に楽しむための最も重要なアイテムの一つ。しかし、選び方を間違えると、上達を妨げたり、足を痛めたりする原因にもなりかねません。
2025年最新情報に基づき、初心者の方がクライミングシューズ選びで失敗しないためのポイントや、おすすめのシューズを徹底解説します。
この記事を読めば、あなたにぴったりの最初の一足が見つかり、クライミングの楽しさを存分に味わえるはずです!


初心者がクライミングシューズ選びで失敗しないために知っておきたいこと

クライミングシューズは、一見すると普通のスニーカーと変わらないように見えるかもしれません。しかし、その構造や機能はクライミングに特化しており、知らずに選ぶと後悔することも。まずは、シューズ選びの基本を押さえておきましょう。
クライミングシューズはなぜ必要?スニーカーとの違いとは
クライミングシューズがなぜ必要なのか、それは「壁を登る」という特殊な動きに最適化されているからです。
グリップ力
クライミングシューズのソール(靴底)は、特殊な高摩擦ラバーでできており、微細なホールド(突起物)にも吸い付くようにグリップします。これは、一般的なスニーカーでは到底得られない性能です。
足先の感覚
シューズ全体が足にフィットし、特につま先部分はホールドの形状や感触をダイレクトに伝えられるよう薄く、かつ力を集中させやすい設計になっています。
サポート力と剛性
小さなホールドに立ち込む際、足全体をしっかりとサポートし、力を逃がさずにホールドへ伝えるための適度な剛性を持っています。
スニーカーで登ろうとすると、すぐに滑ってしまったり、足が痛くなったりして、クライミングの楽しさを感じる前に挫折してしまう可能性が高いでしょう。安全のためにも、上達のためにも、クライミング専用シューズは必須アイテムなのです。
シューズ選びで後悔する人の共通点【よくある失敗例】
クライミングシューズ選びで失敗し、「こんなはずじゃなかった…」と後悔する初心者の方には、いくつかの共通点があります。
- サイズが合っていない
大きすぎる
シューズ内で足が滑り、力が入らず、ホールドにも立てません。
小さすぎる(痛すぎる)
激痛で登るどころではなく、クライミングが嫌いになってしまうことも。 - 足型に合っていない
自分の足の形に合わないシューズを選ぶと、特定の箇所だけが痛くなったり、フィット感が得られなかったりします。 - いきなり上級者モデルを選んでしまう
ダウントゥ(つま先が下に曲がった形状)がきつい攻撃的なモデルは、初心者には扱いづらく、足への負担も大きいです。 - 見た目や評判だけで選んでしまう
デザインや人気も大切ですが、自分の足に合うか、自分のレベルに合っているかが最も重要です。
これらの失敗例を参考に、慎重にシューズを選びましょう。
初心者は“履きやすさ”と“安全性”を重視しよう
クライミングを始めたばかりの初心者にとって、最も大切なのは「無理なく、楽しく登り続けられること」です。そのため、シューズ選びでは以下の2点を重視しましょう。
| 履きやすさ(快適性) | 安全性 |
|---|---|
| 長時間履いても苦痛が少ない | 安定して立てる+ケガを防ぐ |
| フラットな形状で柔らかめ | 柔らかすぎ/硬すぎはNG |
| 足入れしやすく着脱が簡単 | 高性能モデルは初心者には負担大 |
上級者が履いているような高性能シューズは、確かに魅力的かもしれません。しかし、初心者のうちは、足への負担が少なく、クライミングの基本動作をしっかりと身につけられるシューズを選ぶことが、結果的に上達への近道となります。
初心者の1足は…
- フラットでやや柔らかめ
- 足を入れやすく脱ぎやすい
- 痛みや違和感がない
無理せず登れるシューズこそ、最速で上達できる近道です!
クライミングシューズの選び方|5つのチェックポイント

では、具体的にどのような点に注意してクライミングシューズを選べば良いのでしょうか?ここでは、初心者が押さえておくべき5つのチェックポイントを解説します。
1. サイズ感は「ややきつめ」が基本|指が曲がるくらいが目安
普段のスニーカーと違って、つま先がシューズの先端に当たるくらいの“フィット感重視”が基本です。
最初は違和感を覚えるかもしれませんが、「しっかり踏める感覚」が得られることが何より大切です。

| チェック項目 | 理想の状態(◎) | NGな状態(×) |
|---|---|---|
| つま先の余裕 | なし(つま先が軽く曲がって先端に当たる) | 捨て寸がある、指が重なって激痛 |
| 指の曲がり具合 | 指が軽く曲がる(自然に収まる) | 重なり合い変形、強い圧迫痛 |
| かかとのフィット感 | 隙間なく密着。浮かない。 | 隙間あり、かかとが抜ける感覚 |
| フィットの感覚 | 「少しきついが我慢できる」 | 「痛くて履きたくない」「5分で脱ぎたくなる」 |
最初は「こんなにきつくて大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、このフィット感がホールドへの力強い立ち込みを可能にします。ただし、「痛いのを我慢する」のとは違います。「心地よい圧迫感」と「激痛」は明確に区別しましょう。
2. 足型に合った「ラスト」を選ぶ|日本人向けモデルの特徴
クライミングシューズの「ラスト」とは、靴全体の形状(靴型)を指します。
足の幅や甲の高さは人によって違うので、「自分の足に合ったラスト」を選ぶのが非常に重要です。
日本人の多くは「幅広・甲高」傾向のため、以下のようなモデルがフィットしやすい傾向にあります
| 足型タイプ | 合いやすいブランド例 |
|---|---|
| 幅広・甲高 | SCARPA、BLACK DIAMOND |
| やや細め | LA SPORTIVA、RED CHILI |
例えるなら、「幅狭の革靴」と「ゆったりスニーカー」くらいの差があります。
「痛くて履けない」「指がつかえる」などのトラブルを避けるためにも、ラストの形状確認は欠かせません。
自分の足型を知る
クライミングシューズ選びで最初に確認したいのが「足の形」。
足指の長さや並び方には主に3つのタイプがあり、それぞれに合うシューズの形も異なります。
まずは自分の足がどのタイプか把握しましょう。

| 足型タイプ | 特徴 | 合いやすい傾向 |
|---|---|---|
| エジプト型 | 親指が一番長く、徐々に短くなる | スポルティバ、スカルパ |
| ギリシャ型 | 人差し指が一番長い | スポルティバ、スカルパ |
| スクエア型(ローマ型) | 指の長さがほぼ同じ | ファイブテン、ブラックダイヤ、イボルブ |
特に日本人は幅広・甲高の足型が多いと言われています。そのため、「日本人向け」と謳われているモデルや、幅広設計のシューズから試してみるのがおすすめです。
自分の足型をチェックする方法
自宅でできる簡単な方法
- 白い紙を床に置く
- 裸足でまっすぐ立ち、足の形をなぞる
- 指の長さを見てどの型に近いか確認する
※両足で違う場合もあるので、左右それぞれ見ましょう。

足型とメーカーの相性早見表
| メーカー名 | 特徴 |
|---|---|
| SCARPA(スカルパ) | やや細めでエジプト・ギリシャ型にフィットしやすい |
| LA SPORTIVA(スポルティバ) | 甲が低めで、指の長さが強調されるタイプに対応 |
| FIVE TEN(ファイブテン) | 幅広でスクエア型・日本人足型向きが多い |
| BLACK DIAMOND(ブラックダイヤモンド) | 幅広設計のモデルあり |
| EVOLV(イボルブ) | アジア人向けに開発されたモデルも展開 |
| UNPARALLEL(アンパラレル) | 日本人向け足型に特化したモデルが多い |
3. ソールの硬さと柔らかさ|登りやすさに大きく影響
クライミングシューズの「ソール(靴底)」の硬さは、登るときの足の使い方や疲れやすさに大きく関係します。まずは、硬いソールと柔らかいソールの違いを比べてみましょう。
| 特徴 | 硬いソール(ハード) | 柔らかいソール(ソフト) |
|---|---|---|
| エッジング性能 | ◎角に立ちやすい | △潰れて不安定 |
| スメアリング | △足裏全体で踏むのが苦手 | ◎しっかり密着できる |
| 足裏感覚 | △ 鈍い | ◎ 繊細に伝わる |
| 足の疲れにくさ | ◎ 長時間でも安定 | △ 指先に負荷が集中しやすい |
| 初心者への適性 | △ 固すぎると感覚がつかみにくい | △ 柔らかすぎると踏みにくく疲れやすい |
結局、初心者におすすめなのは?
「ミドルフレックス(中程度の硬さ)」
- 適度に踏みやすく、感覚もわかりやすい
- エッジングとスメアの両方にある程度対応できる
- 例:スカルパ・オリジン、BDモーメンタム など
初心者には、適度な硬さがあり、エッジングとスメアリングのバランスが良い「ミドルフレックス」のソールがおすすめです。最初は硬めのソールで足の力を養い、慣れてきたら徐々に柔らかいソールに挑戦するのも良いでしょう。
4. ベルクロ・シューレース・スリッポンの違いを理解しよう
クライミングシューズの足を固定する方法(クロージャーシステム)には、主に3つのタイプがあります。
ベルクロタイプ

着脱しやすい
微調整しやすい
長期使用で弱くなる
初心者おすすめ度
シューレースタイプ

締め付けが均一
細かい調整が可能
着脱に時間がかかる
初心者おすすめ度
スリッポンタイプ

軽量で足裏感覚◎
調整が効かない
緩みやすい
初心者おすすめ度
初心者の最初の1足としては、着脱が容易で扱いやすいベルクロタイプが最もおすすめです。
5. 初心者向けクライミングシューズの選び方|ジム用と外岩用はどう違う?
「クライミングシューズって、ジムと外岩で分けたほうがいいの?」
そんな疑問を持つ初心者の方に向けて、最初の1足の選び方をわかりやすく解説します。
ジム用シューズの特徴(インドア向け)
| おすすめ形状 | フラット〜ややターンイン(つま先が軽く内向き) |
|---|---|
| 重視するポイント | オールラウンドに使える柔軟性 着脱しやすく、履き心地が良い ジムのホールドでの摩耗に強い耐久性(ジムのホールドはザラついている) |
初心者はまずインドアジムで基本の動作を身につけることが多いので、最初の一足は「ジムで登りやすいモデル」を選ぶのが正解です。
外岩用シューズの特徴(アウトドア向け)
| おすすめ形状 | やや硬め・ターンインやダウントゥ(つま先が下がる)寄り |
|---|---|
| 重視するポイント | エッジング性能(小さな足場に立てる能力) ムーブ対応力(ヒールフック・トウフックなど) 岩質への対応(花崗岩・砂岩などの違い) |
外岩は傾斜やホールドが千差万別。上達してから課題に合わせたシューズを選ぶことが一般的です。
最初は、ジム用のオールラウンドモデルで外岩にも対応可能です。
初心者が選ぶべき1足はこれ!
| 選び方の基準 | 初心者におすすめの選択肢 |
|---|---|
| 主な使用場所 | インドアジムが中心 |
| 形状 | フラット〜ややターンイン |
| ソールの硬さ | 中間くらい(ミドルフレックス) |
| その他の条件 | 履きやすい、長時間でも疲れにくい |
ジムでも外岩でも対応できる「オールラウンドモデル」。
初心者モデルにはその設計がされているため、まずは1足で十分です。
初心者におすすめのクライミングシューズ5選【2025年版】

ここからは、数あるクライミングシューズの中から、特に初心者におすすめのモデルを3つ厳選してご紹介します。それぞれの特徴や価格帯、口コミなどを参考に、あなたにぴったりの一足を見つけてください。
| モデル名 | 特徴 |
|---|---|
| スポルティバ アラゴン | スポルティバのエントリーモデル。フラットソールで履き心地が良く、2本ベルクロで着脱も簡単。足に優しい設計で、初心者から長く使える一足。 |
| スカルパ オリジンVS | シングルストラップのベルクロで着脱しやすく、柔軟性が向上。甲が広めで日本人の足にも合いやすい。エントリー層に定評あり。 |
| アンパラレル エンゲージ VCS | 日本人の足型に合いやすい幅広設計。レザー素材で足なじみが良く、フラットソールで快適。初めての一足やマルチピッチにもおすすめ。 |
| ブラックダイヤモンド モーメンタム | 通気性が高く、蒸れにくい素材を使用。履きやすいフラットソールで耐久性も高く、価格も比較的手頃。初心者に人気のモデル。 |
| アンパラレル エンゲージ LACE UP | 靴紐タイプでフィット感の調整がしやすい。幅広・直角気味のかかと設計で、多くの人に合いやすい。柔らかいレザーで快適な履き心地。 |
LA SPORTIVA ARAGON(スポルティバ・アラゴン)
履き心地と安定感で初心者に最適

足入れのしやすさ+高い快適性。
初心者でも安心して履ける「やさしいクライミングシューズ」。
- フラットなソール設計で足に優しく、自然な足運びが可能
- ダブルベルクロで簡単にフィット調整可能
- やわらかいアッパー素材(スエードレザー)が足を包み込み、圧迫感を軽減
- ラウンドトゥでつま先への圧迫が少なく、履き心地に優れる
サイズ感:やや大きめの作り。普段のスニーカーから0.5〜1サイズダウンが推奨。
価格目安:1万円台後半
高評価ポイント:履き心地がとにかく良い。足が痛くならない。ジムでも外岩でも安心して使える。
注意点:攻めた登りには少し物足りないかも。
SCARPA ORIGIN VS(スカルパ・オリジンVS)
履き心地と剛性のバランスが魅力

オリジンをよりフィット&サポート性に優れたデザインに進化!
足をしっかり包み込むベルクロタイプで、安定感と快適性を両立。
- 2本ベルクロで着脱しやすく、フィット感も調整しやすい
- フラットな形状と剛性のあるソールでエッジング性能◎
- アッパーは合成素材と天然皮革を組み合わせた構造で履き心地UP
- かかとやつま先のサポートが強化されており外岩にも対応可
サイズ感:標準~やや大きめ。普段のスニーカーサイズから0.5〜1サイズダウンが目安。
価格目安:1万円台後半
高評価ポイント:履いた瞬間から安心感がある
注意点:初心者でも履けるが、ややしっかりめなので慣れが必要
UNPARALLEL ENGAGE VCS(アンパラレル・エンゲージ VCS)
幅広・柔らかい・日本人向けの安心感

履いた瞬間から快適!日本人の足にフィットしやすい安心感抜群の1足。
- 柔らかいソールで足裏感覚が優れ、スメアもしやすい
- ワイドラスト(幅広設計)で日本人の足型に合いやすい
- ベルクロ2本で着脱が簡単&フィット感も調整可能
- クッション性が高く、長時間の使用にも向いているく、履き心地に優れる
サイズ感:ややゆったりめ。普段のスニーカーからハーフ~1サイズダウンが目安。
価格目安:1万円台中盤
高評価ポイント:幅広な作りで足が痛くならない。履き心地が良くて初心者にもおすすめ。
注意点:柔らかめなので上達してくると物足りなさを感じることも。
Black Diamond MOMENTUM(ブラックダイヤモンド・モーメンタム)
通気性抜群でコスパも◎

蒸れにくくて快適!コスパも良くて続けやすい初心者向けの1足。
- 通気性の高いニットアッパー素材で蒸れにくく快適
- フラットソールでクセがなく、登りやすい
- 2本のベルクロで着脱がスムーズかつ調整しやすい
- 初心者向け価格でコストパフォーマンスに優れる
サイズ感:標準的。普段のスニーカーと同じか、0.5サイズ下が目安。
価格目安:1万円中盤
高評価ポイント:通気性が良く、長時間履いても快適。安くて始めやすい。デザインも悪くない。
注意点:柔ソールがやや柔らかめでエッジングには不向きかも。
UNPARALLEL ENGAGE LACE UP(アンパラレル・エンゲージ レースアップ)
しっかりフィット&幅広安心設計

シューレースで細かな調整が可能!足幅広めで快適フィットを実現。
- 細かいフィット感調整ができるレースアップ仕様
- 柔らかいソールで足裏感覚がつかみやすい
- 幅広設計で日本人の足型にもフィット
- 初心者でも扱いやすいフラットなソール構造
サイズ感:やや大きめ。普段のスニーカーからハーフ〜1サイズ下げが目安。
価格目安:1万円台後半
高評価ポイント:シューレースでぴったりフィットできるのが良い。柔らかくて履き心地がいい。幅広足にも合う。
注意点:柔脱ぎ履きがやや面倒。ベルクロより時間がかかる。
| モデル名 | クロージャー | ソール硬さ | 足型・幅感 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| スポルティバ アラゴン | 2本ベルクロ | やや柔らかめ | やや細め(履き込むと馴染む) | 履き心地と足裏感覚のバランスが◎ | 約¥19,800〜 |
| スカルパ オリジンVS | 2本ベルクロ | 中間(ミドルフレックス) | やや幅広で日本人向け | 脱ぎ履きしやすく安定感あり | 約¥19,800〜 |
| アンパラレル エンゲージ VCS | 2本ベルクロ | やや柔らかめ | 幅広でフィットしやすい | 履きやすく初心者〜中級者向け | 約¥17,000〜 |
| BD モーメンタム | 2本ベルクロ | 柔らかめ | やや幅広・標準的 | 通気性◎&コスパ良好 | 約¥16,000〜 |
| アンパラレル エンゲージ LACE UP | シューレース | やや柔らかめ | 幅広で細かな調整可能 | フィット重視・足型に合わせやすい | 約¥19,000〜 |
クライミングシューズの試着・購入時に気をつけたいこと

クライミングシューズ選びで最も重要なのは、自分の足にしっかりフィットするかどうかです。候補のシューズが見つかったら、ただ履くだけでなく、正しい試着方法とチェック項目をしっかり押さえましょう。説します。
試着時は「薄手の靴下」や「ポリ袋」を着用しよう
販売店やクライミングジムでは、衛生面や製品保護の観点から、素足での試着はNGとなっていることがほとんどです。試着の際は以下のいずれかを準備・着用しましょう。
※どちらも「実際に素足で履いたときの感覚」に近づけるため、極力薄く、滑りにくい素材を選びましょう。
- 薄手の靴下 or ポリ袋を着用する
- かかとを奥までしっかり入れる
- ベルクロやシューレースを適度に締める(締めすぎず緩すぎず)
- 足を動かして感触を確かめる(つま先立ち、足裏でホールドを踏むイメージ)
試着中にチェックしたいポイント
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 指の曲がり具合 | 軽く曲がる程度が理想。痛みがあるものは避ける |
| かかとの密着度 | 隙間がなく、ヒールが浮かないこと |
| 足のブレ | 前後・左右に足が動かないか |
| 局所的な圧迫感 | どこか一部だけが強く当たっていないか |
| デッドスペース | シューズ内に空間(隙間)ができていないか |
両足で必ず試着しよう
人によっては左右で足の大きさが微妙に異なることがあります。必ず両足で試着して、それぞれのフィット感を確認しましょう。また、できれば複数のモデルやサイズを履き比べることで、ベストな1足に出会える可能性が高まります。
- 素足では試着しない! → 薄手の靴下かポリ袋を使用
- 指が軽く曲がる「ややきつめ」サイズが理想
- かかとや足全体がしっかりフィットしていること
- 両足で、複数モデルを試すのがベスト
通販で買うなら「返品可能か」を必ず確認!
最近ではAmazonや楽天などの通販サイトでもクライミングシューズが手軽に購入できますが、初心者にとっては慎重な判断が必要です。なぜなら、クライミングシューズは他の靴以上にフィット感が重要で、サイズ選びが非常にシビアだからです。
通販で買うなら「返品可能か」を必ず確認!
オンラインで購入する場合は、以下の3点を必ず確認・実践しましょう。
1.返品・交換ができるかどうかを事前にチェック
- 返品可能か?
サイズが合わなかった場合に返品・交換ができるかは超重要。 - 送料は?
返送にかかる送料が自己負担かどうかも確認。 - 未使用のみOK?
一度履いただけで返品不可の場合もあるため、購入前にショップのポリシーを必ず確認しましょう。
2.サイズ選びは「レビュー」と「公式チャート」で慎重に
- 実際の購入者のレビューを熟読し、サイズ感を参考に。
- メーカーが公開しているサイズチャートや足型情報をチェック。
- 「このブランドは大きめ」「このモデルは幅広向け」などの情報も参考にしましょう。
3.可能なら実店舗で一度試着しておく
通販で買う予定のモデルが決まっているなら、一度実店舗で試着してから購入するのがベストです。
- 同じモデルを取り扱っている店舗でフィット感を確認。
- サイズがわかった上で通販を利用すれば、失敗のリスクは大きく減らせます。
最初の1足は実店舗がおすすめ
最初のクライミングシューズは、できる限りクライミングジムや専門店で購入しましょう。経験豊富なスタッフに相談することで、自分の足型や使用シーンに合ったシューズを選びやすくなります。
通販で買う場合でも、以下の条件を満たすショップを選ぶと安心です。
- 返品・交換無料または対応が丁寧
- サイズ比較情報が豊富
- レビュー数が多く信頼できる
クライミングシューズの寿命と買い替えサイン|いつ交換すべき?
クライミングシューズは長く使えるように思えるかもしれませんが、実は消耗品です。特にソール(靴底)は登るたびにすり減っていきます。劣化したまま履き続けると、グリップ力が落ちて滑りやすくなり、ケガの原因にもなります。
買い替えのタイミングは?こんな症状が出たら要注意!
以下のような状態が見られたら、買い替えやリソール(ソールの張り替え)を検討しましょう。
- エッジが丸くなっている
小さなホールドに乗れず、踏み外しの原因に。 - ソールの一部が薄くなっている・穴が開いている
グリップ力が大幅に低下し、危険。 - ランド(側面のゴム部分)が剥がれている
ホールドとの摩擦が不安定に。 - アッパー(シューズの表面)に破れや劣化がある
フィット感・安全性の低下。
使用頻度ごとの買い替え目安
| 登る頻度 | 買い替えの目安 |
|---|---|
| 週1〜2回 | 約6ヶ月〜1年 |
| 週3回以上 | 約3ヶ月〜半年 |
| 月数回程度 | 1年〜1年半 |
※登り方や使い方によって個人差があります。
リソール(ソール交換)という選択肢も
愛用のシューズをもう少し使いたいという場合は、「リソール」も可能です。
リソールとは?
ソール部分を専門業者で張り替えるサービスです。費用は1足5,000円〜8,000円程度が目安。新品のようなグリップは戻りませんが、使い慣れたフィット感はそのまま。
- 穴が開く前の早めの依頼がベスト。
- アッパーやランドの損傷が激しいと、リソールできない場合も。
- 修理期間は約2〜4週間かかることも。
結論:安全&快適に登るには定期的なチェックが重要!
クライミングシューズの劣化に気づかず履き続けると、上達を妨げるだけでなく、事故のリスクも上がります。
「最近足元が不安定だな」「滑りやすい気がする」と感じたら、一度シューズの状態を確認してみましょう。
よくある質問(FAQ)|シューズ選びの疑問に答えます
ここでは、クライミングシューズ選びに関して初心者の方が抱きやすい疑問にお答えします。
ショップのスタッフに相談すれば、足のサイズや特徴に合ったモデルを提案してくれます。
まとめ|最初の一足は「無理なく履けること」が一番大事
ここまで、初心者向けのクライミングシューズの選び方やおすすめモデルについて解説してきました。情報が多くて少し混乱してしまったかもしれませんが、一番大切なのは「あなたが無理なく、楽しくクライミングを続けられるシューズを選ぶこと」です。
選ぶときのチェックポイント【おさらいリスト】
| チェック項目 | 解説内容 |
|---|---|
| 用途とレベル | 初心者はジム用のフラットなモデルが基本 |
| サイズ感 | 指が軽く曲がる「ややきつめ」が目安(痛すぎNG) |
| 足型 | 幅広の方は日本人向けモデルをチェック |
| ソールの硬さ | ミドルフレックスがバランス◎ |
| クロージャー | 着脱が簡単な「ベルクロ」がおすすめ |
| 試着の重要性 | 必ず両足で履き、かかとのフィット感も確認 |
迷ったら「定番モデル」から試してみよう
初心者に人気のモデルとして、
といった実績のあるシューズがおすすめです。
多くのジムでレンタルにも採用されている安心のモデルなので、最初の一足として失敗が少ないです。
続けるほど「自分に合うシューズ」が見えてくる
最初の一足が、ずっとベストである必要はありません。クライミングを続けるなかで、
- 「もっと細かい足使いができるシューズがいい」
- 「外岩でも安定感がほしい」
- 「長時間履いても疲れにくいモデルが欲しい」
といった自分なりの基準が育ってきます。
それこそが、クライマーとしての成長の証です。
最初の一歩を、気軽に・楽しく踏み出そう!
最初のシューズ選びは、クライミングとの出会いの第一歩。焦らず、じっくり選びましょう。
あなたの足にぴったりの1足が、きっとボルダリングの楽しさを広げてくれます!

