【2025年版】外岩クライミング服装ガイド|初心者向け失敗しないウェアの選び方

外岩クライミング服装ガイド|初心者向け失敗しないウェアの選び方
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ジムではTシャツに短パンで十分だったけど、外岩は過酷な自然環境。服装選びは、クライミングのパフォーマンスと安全を左右する超重要事項です。

「動きやすさ」「耐久性」「体温調整」のバランスが成功のカギ。

この記事では、外岩クライミングに最適なウェアの選び方をアイテム別に徹底解説。さらに、人気ブランドの鉄板商品から、季節ごとのおすすめコーデまで、あなたのウェア選びを完全サポートします!

目次

なぜジムの服装ではダメなのか?外岩ウェアに必須の3大要素

なぜジムの服装ではダメなのか?外岩ウェアに必須の3大要素

ジムと同じ感覚で外岩に行くと、すぐに服装の重要性に気づかされます。なぜジムウェアでは不十分なのか、外岩に求められる3つの必須要素から見ていきましょう。

【耐久性】鋭い岩肌との摩擦に耐えるタフな生地

外岩の表面は、ヤスリのようにザラザラしています。ジムのホールドとは比べ物にならないほど摩擦が強く、普通のTシャツやパンツでは一度の使用で擦り切れたり、穴が開いたりすることも。外岩ウェアには、岩との接触に耐える丈夫な生地が不可欠です。

【機能性】刻々と変わる気温・天候に対応する体温調整能力

山の天気は変わりやすく、日向と日陰でも体感温度は大きく異なります。汗をかいた後に風に吹かれると、一気に体温が奪われてパフォーマンスが低下します。汗を素早く乾かす「速乾性」や、風を防ぐ「防風性」、急な雨に対応する「撥水性」などが重要になります。

【快適性】岩場までの長いアプローチ(徒歩移動)を快適にする速乾性とストレッチ性

外岩は、駐車場から30分以上歩くことも珍しくありません。クラッシュパッドなどの重い荷物を背負って山道を歩くと、冬でも汗をかきます。汗で濡れた服が体を冷やさないよう、アプローチの段階から快適なウェアを選ぶことが大切です。

すべての土台!「クライミングパンツ」最強の一本の選び方

すべての土台!「クライミングパンツ」最強の一本の選び方

外岩ウェア選びは、まずパンツから。下半身の動きを妨げない、信頼できる一本がパフォーマンスの土台となります。

これだけは譲れない4つの条件

  1. ストレッチ性
    足を高く上げたり、大きく開いたりするムーブを妨げない、伸縮性の高い生地は必須です。
  2. 耐久性
    膝やお尻など、岩に擦れやすい部分が補強されていると、より長く使えます。
  3. 立体裁断
    股下にガゼットクロッチ(菱形のマチ)があったり、膝が曲げやすいように作られていたりするパンツは、動きやすさが格段に違います。
  4. ウエスト仕様
    ハーネスを装着することを想定し、バックルが干渉しない、スッキリとしたデザインが理想です。

デニムやチノパンで代用できる?クライミング専用パンツとの決定的違い

普段着のパンツは、耐久性やストレッチ性がクライミングの動きに対応していません。無理な動きで破れてしまったり、足上げが窮屈で登りに集中できなかったりするため、専用パンツの購入を強くおすすめします。

おすすめ鉄板モデル紹介

  • パタゴニア / メンズ・ベンガ・ロック・パンツ
    優れたストレッチ性と耐久性で、多くのクライマーから絶大な支持を得る定番モデル。
  • マムート / ボルダー パンツ
    シンプルなデザインと、動きやすさを追求したカッティングが魅力の一本。

体温調整の要!「レイヤリングシステム」の基本

体温調整の要!「レイヤリングシステム」の基本

「重ね着」を意味するレイヤリングは、アウトドアの服装の基本です。暑ければ脱ぎ、寒ければ着ることで、常に快適な状態を保ちます。

ベースレイヤー(肌着)

汗を素早く乾かす「速乾Tシャツ」が基本 肌に直接触れる一番下の層。汗を吸って素早く乾かすポリエステルやメリノウール素材のTシャツを選びましょう。汗冷えを防ぐ最も重要な部分です。綿のTシャツは乾きにくく、体を冷やす原因になるため絶対に避けましょう。

ミドルレイヤー(中間着)

保温と通気性を両立する「フリース」や「薄手シャツ」 ベースレイヤーとアウターの間に着る、体温を保つための層です。薄手のフリースや、チェック柄の山シャツなどが定番。登っている時は脱ぎ、休憩中(ビレイ中)に着るなど、こまめに着脱します。

アウターレイヤー(上着)

風や小雨を防ぐ「ソフトシェル」や「ウィンドシェル」 一番外側に着る層で、風や雨、雪から体を守ります。ゴワゴワしないストレッチ性の高い「ソフトシェルジャケット」や、非常に薄くコンパクトになる「ウィンドシェル」がクライミングには最適です。

どのブランドを選ぶ?プロも愛用する定番アウトドアブランド5選

プロも愛用する定番アウトドアブランド5選

数あるブランドの中から、クライマーに特に人気が高く、信頼できる定番ブランドを5つ紹介します。

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ブランド名特徴価格帯おすすめアイテム例こんな人におすすめ
モンベル (Montbell)国産ブランド。軽量・高コスパ・機能性十分パンツ1万円前後〜クライミングパンツ、ソフトシェルジャケット初めて外岩用ウェアを揃える人
パタゴニア (Patagonia)環境配慮&高品質。耐久性に優れるパンツ1.5万円〜、ジャケット2万円〜RPSロックパンツ、フーディニジャケット長く使えるウェアが欲しい人
マムート (Mammut)クライミング界定番。耐久性&シルエット◎パンツ1.5〜2万円前後クライミングパンツ Alnasca、ソフトシェル岩でガシガシ使いたい人
アークテリクス (Arc’teryx)軽量・デザイン性で人気。高価格帯パンツ2万円〜、ジャケット3万円〜ガンマLTパンツ、ベータLTジャケット機能性とスタイルを両立したい人
ブラックダイヤモンド (Black Diamond)クライマー専用ウェアラインありパンツ1.5万円〜Notion Pants、アルパインジャケットクライマー特化ウェアを探す人

モンベル (Montbell)|圧倒的コスパと日本人に合うサイズ感

日本が世界に誇る総合アウトドアブランド。高品質な製品を、驚くほどの低価格で提供しています。日本人の体型に合わせたサイズ展開も魅力で、最初に一式揃えるなら、まずチェックすべきブランドです。

パタゴニア (Patagonia)|環境に優しく、機能美を追求したデザイン

環境への配慮と、シンプルで洗練されたデザインが人気のブランド。クライミングのルーツを持ち、機能的で美しいウェアは多くのクライマーの憧れです。

マムート (Mammut)|クライマーからの絶大な信頼を誇る、スイスの高品質ブランド

ロープメーカーとして創業した歴史を持ち、安全性と品質へのこだわりは随一。特にクライミングパンツの評価は非常に高く、タフで動きやすい一着が欲しいなら間違いのない選択です。

アークテリクス (Arc’teryx)|最高レベルの性能と洗練されたデザイン

最高の素材と技術を惜しみなく投入し、アウトドアウェアの最高峰とも言われるブランド。価格は高価ですが、その性能と所有欲を満たすデザインは唯一無二です。

ブラックダイヤモンド (Black Diamond)|クライマーによるクライマーのための専門ウェア

ギアメーカーとして有名なブラックダイヤモンドが作るウェアは、まさにクライマーのために設計されています。現場のニーズを的確に反映した、実践的な製品が揃っています。

【季節別】外岩クライミングの服装コーディネート実例

【季節別】外岩クライミングの服装コーディネート実例

基本がわかったところで、具体的な季節ごとのコーディネート例を見ていきましょう。

春・秋のコーデ

基本のレイヤリングで寒暖差に対応

  • 上:速乾Tシャツ + 薄手のフリース or 山シャツ + ウィンドシェル
  • 下:中厚手のクライミングパンツ

一日の中で気温差が激しい季節。レイヤリングを基本に、こまめに着脱して快適な状態を保ちましょう。

夏のコーデ

速乾・通気性重視+小物で虫・日焼け対策

  • 上:速乾性の高いタンクトップ or Tシャツ
  • 下:ショートパンツ or 薄手のクライミングパンツ

汗を大量にかくため、とにかく速乾性が命。アプローチ用に薄手の長袖シャツがあると、日焼けや虫刺され対策になります。

冬のコーデ

保温性重視。待機中の「インサレーション(防寒着)」が必須

  • 上:長袖ベースレイヤー + フリース + ソフトシェル + インサレーション(ダウンや化繊ジャケット)
  • 下:裏起毛などの暖かいクライミングパンツ

登っている時以外は非常に寒いため、休憩中に羽織るダウンなどの防寒着が必須です。ニット帽やネックウォーマーなどの小物も活用しましょう。

FAQ|外岩の服装に関するよくある質問

最後に、外岩の服装に関する、よくある素朴な疑問にお答えします。

本当にジム用の服ではダメですか?

短時間であれば可能ですが、推奨はしません。特に綿のTシャツや薄いパンツは、汗冷えや破損のリスクが高く、快適性も損なわれます。最低でもパンツは専用のものを用意するのがおすすめです。

クライミングパンツと普通のトレッキングパンツ、何が違う?

一番の違いは「股下の設計」と「ストレッチ性」です。クライミングパンツは足を高く上げる動きを想定した立体裁断(ガゼットクロッチなど)が施されており、トレッキングパンツよりも動きやすさを重視しています。

冬のダウンジャケットは登る時も着ますか?

いいえ、登る時は動きにくいため脱ぎます。ダウンジャケットは、休憩中や仲間が登るのを待っている間(ビレイ中)に着るための「保温着」として非常に重要です。

高価なブランドと安価なブランドの決定的な違いは何ですか?

主に「生地の品質(耐久性、軽量性)」「カッティングの複雑さ(動きやすさ)」「細部の作り込み(止水ジッパーなど)」が異なります。高価なものほど、より軽く、より動きやすく、より過酷な環境に対応できる傾向にあります。

まとめ

外岩の服装選びは①クライミングパンツ」「②速乾Tシャツ」「③風を防ぐアウターの3つを基本に揃えましょう。

特に、岩との接触が多いパンツは、クライミング専用モデルを選ぶのが上達への一番の近道です。

最初はモンベルなどの高コスパブランドで一式揃え、自分のスタイルが見えてきたら、徐々にお気に入りのブランドにアップグレードしていくのがおすすめです。

▼外岩デビューの準備を万全に!

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